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カニョン探偵事務所/TRANSQUID その8

博士の言葉は嘘ではなかったにょん 『"SHOCK"療法』の効果はテキメン
後から聞いた話では この療法は世界中でもナカサキ博士一人しか出来ない芸当だそうだにょん
何でも 彼の歌声と この曲調が絶妙にブレンドされて生み出される周波数が人を
深い深いトランス状態に導くのだそうだにょん
にょんは 改めて「ナカサキ博士は天才だ!」と思ったにょん
博士がどんな"調教"をしたのかは分からないけれど ミズキ・ダンチズマンは この数日後
nksk研究所から元の平和な日常生活へ無事に戻っていったとの事だにょん
ところで もう一人の被害者 リサコ・ジエンドは幻のイカの下足の味が今も忘れられず
暇を見つけてはグルメツアーに出掛けているそうだにょん まあ 本人もイキイキしている
そうだから わざわざ『"SHOCK"療法』を施す必要もなさそうだにょん

本題に戻すにょん
結果的にミズキ・ダンチズマンからは有益な情報が得られたにょん
まず 何故 彼女は事件の真相を語るのを頑なに拒んだのか? それは あの怪物に
「喋ったら もう来ない」と脅されたからだという事だにょん 彼女がどれ程の悦びを
与えられたのかは にょんには想像もつかないけれど 「快楽に溺れる事の恐ろしさ」を
にょんは心底感じたにょん 金品の類は全然手が付けられていなかったのに 怪物は
何を目的にミズキを虜にしたのか? 怪物が持ち出したのは 彼女の夫のPCのデータだった
にょん つまり その中身を引き出す為のパスワード等の情報をミズキは全て教えてしまった
んだにょん 彼女の夫は出世株だったから そのデータの中には夫が勤める警備会社の重要な
データもリンクされていたらしいにょん
彼女達が被害に会った時 彼女達の夫の仕事場は『オノレセー美術館』だった…
そして現在も 彼らは「『天使とヤコブの闘い』展」の警備担当をしている真っ最中…
…との事だにょん
にょんの前に一筋の道が開けたような気がしたにょん
勿論 ポケットに入れておいたチャック付きポリ袋の中身の粉も調べて貰ったにょん
にょんの読み通り 『オノレセー美術館』の黒点の正体は「毒性の高い烏賊墨」だったにょん

サキ・ナノレス もうすぐお前に会えるかもしれないにょん
この街でウロチョロすんのは もう やめるにょん