カニョン探偵事務所/TRANSQUID その10

「相変わらずだにょん サキ・ナノレス!その"やり過ぎちゃった変顔"を今すぐやめるにょん!!」

「三度目の正直」「仏の顔も三度まで」「三日坊主」………etc
日本の諺はよく分かってるにょん ミズキ・ダンチズマンの御主人様のコートを借り
彼の振りをして 『オノレセー美術館』に通い始めて ちょうど三日目に
"怪物のサキ・ナノレス"は にょんの前に姿を現したにょん
奴がにょんの肩に手を掛けたのは おそらく"ミズキの御主人様"と勘違いしての事だにょん
しかし コートの中から姿を見せたのは 『海鼠銃/速射9(ナマコ・ガン/ソクシャク)』を構え
背中には『海鼠JET/濃いのPYUING ピュー!(ナマコ・ジェット/コイノピューイング ピュー!)』
("WHITE version" 通称「天使の羽根」)を背負った "怪物捕獲作戦"用アイテム フル装備姿の
"アイドル兼しがない私立探偵"カニョン様だったにょん
さて どうなるのかにょん…?
にょんが一番恐れたのは「怪物がそのまま逃げてしまう」事だったにょん
でも良かったにょん 「怪物はにょんを倒す」気でいるらしいにょん
お前らしいにょん サキ・ナノレス ガキンチョの頃からちっとも変わらないにょん
お前のその向こう気の強さは 全く"表彰もの"だにょん

例え相手が"得体の知れない怪物"であろうと "生身の人間"であろうと
戦いの極意はいつも変わらないにょん
にょんが日頃からしたためている戦いの極意書『五輪のニョン』…
…この際だから思い切って暴露するにょん
実はこの『五輪のニョン』は宮本武蔵の『五輪書(ゴリンノショ)』を元にして構成されて
いるにょん しかし武蔵君も見上げた人物だにょん いっその事「スマイレージの新メンバー
募集のオーディション」を受けて『新メン武蔵』を名乗って欲しいものだにょん
にょんの勘では この『五輪書』はいつか世界中で読まれる日が来ると踏んでいるにょん
おっと脱線してしまったにょん 話を戦いの場面に戻すにょん



ー『五輪のニョン』FIREの巻
「一、敵に成るといふニョン
…敵に成るといふは わが身を敵に成り替りて思ふべきといふところにょん」
にょんがもし怪物の立場だったら まずその異様に伸びた十本の指で相手の身動きを封じる為に
両手両足を捕まえてしまうにょん
という事は 相手の間合いに入ったままでは危険だという事だにょん
にょんは前傾姿勢で短距離走者のように腕を振り 肘で背中の海鼠銃を刺激しつつ
「濃ーいのPYUING!」と声高らかに唄い上げたにょん
PYUUUUUUUUUUU!!!!!!
リー・ホー・サヤシの説明通り 逆さまに備え付けられた海鼠銃から濃厚な白い液体が勢い良く
噴射され にょんはロケットのように飛ばされたにょん
これで 怪物との距離は約15メートル…