別館 魑魅魍魎

ユートピアデストピア

2020年。決まってる別れが二つある。そのことを聞いた時から頭に入れて行動してるけど、深くは考えないようにしている。深く考えたところで答えは出ない。その時のつらさは減らない。

 

 

2019年後半。ヤンチャン学園音楽部。2019年にヤンチャンの話なんてしてるのはもちろん俺と数名の仲間内だけで、全く地下アイドルシーンでは騒がれていないのだけど、如何せん曲がよくてライブが楽しい。振りもいい。竹内花のダンスが目を引く。


「セピア」練習動画


「断然☆君恋」練習動画

 

2019年、眞城ゆうかが消えた。じぇるの!もChu☆Oh!Dollyも大して行ってないんだけど、アイツはいいやつだった。たまに話しにいけば嫌そうな顔で迎えられ、何かしらの悪口を言い、こちらの悪口で爆笑する、AJで唯一残る信用できるアイドルだった。元気でやってるか眞城。

 

2019年の出来事といえば西野葵だ。このブログを書いてから約2年、西野葵のTwitterアカウントは突然動き出した。

SAY-LAで現メリーメリーファンファーレの花咲りか(白石りか)の生誕で彼女はステージに立ち、BiSHの曲とSAY-LAのI LOVE YOUをやった。二十歳になった彼女は2017年の時よりいくらか痩せていて、髪も巻いてグッと大人っぽく、綺麗になっていた。その姿を見て一瞬怖くなった。もしかして西野葵はこの2年で変わってしまったのかもしれない。2年。人が変わるのには十分な期間だ。しかも彼女は当時18歳だった。考え方なんて180度変わっていてもおかしくない。そう思った。実際ライブに足を運ぶまでも期待と不安が入り交じっていた。早く確かめたくって、早めに物販列に並んだのを覚えている。

 彼女は変わっていなかった。正確に言うと、”変わってほしくない”と勝手に思っていた部分は変わっていなかった。嬉しかった。ある時間を共に過ごし共有した、なんて大それた表現かもしれないが、少なくとも幾度も言葉を交わし、信頼した人間が、2年間まったく別々の時空を生きていたにも関わらず、変わらないでいてくれたことが嬉しかった。

それから暫くして葵ちゃんは例のコンカフェに出勤するようになり、月1~2程度話せるようになった。いまだに不思議に思う。西野葵は目の前で確かに生きて、バイトの話なんかしながら、あの時と同じように手を口にやりながら笑う。不思議なんだ。

 

月の3分の2をライブに費やすような生活から離れ、最近はDTMを始めたり、楽器をまたいじり始めたりしてる。歴史の勉強もしたい。お笑いライブも見に行きたい。仕事の領域を広めたり深めたりしたい。人生100年、どうせなら体を使い切って死にたい。まだまだ先は長そうだ。